2年に1回のOnly Watchオークション、前回のブロンズケースが好評価でエスティメートの2倍を記録したトリローブからは「フランスつながり」のフランス人コンセプチュアルアーティスト、ダニエル・ビュランとコラボレーションした置時計、“La Réciproque”が出展されました。
例によって抄訳(意訳)という形でブログで紹介します。
ダニエル・ビュランのアイコンとなっている白黒のストライプとトリローブが提案する「芸術的逸脱」レ・マティノーの「針が固定され、インデックスが動く」文字盤の組み合わせ。
オフセットした時分秒のリングに重なったストライプは時間とともに崩れ、様々な表情を見せます。
ストライプが完全に整列する時間は1日に2回、トリローブとダニエル・ビュランが初めて会議を行った記念すべき時間、午後2時13分が選ばれました。
ストライプがずれることによって見せる表情と、モノトーンのダイヤルと対照的な鮮烈な赤いムーブメント。
テーマカラーのオレンジではなく、「タグ・ホイヤー - Wikipedia」という意味あいでしょうか、ダニエル・ビュランの芸術的ビジョンとトリローブのデザインコードを組み合わせてデザインされました。
自社ムーブメントX-セントリックキャリバーのデザインとの連続性を感じさせる新規開発のD‐セントリックキャリバー。
X‐セントリック同様、「フレンチデザイン、スイスメイド」という体制で作られ、ヴォ―州のクロックメーカーの手によって数カ月かかって手作りされました。
輪列は、表示に合わせて再設計されて最適化されています。
脱進機(ガンギ車)の直前でトルクを一定にし、振り角を安定させる伝統的なコンスタント・フォース脱進機を搭載し、連続動作の巻き止め付き並列ダブルバレルの香箱と合わせて8日間(1週間巻き)のパワーリザーブを提供します。
特徴的なブリッジの鋭角仕上げやサンバーストバレル、サンドブラストのプレートはそれぞれ伝統的な時計製造に則った手仕上げによって仕上げられています。
ムーンスウォッチが初 2023年12月12日(火)10時04分 編集・削除
この時計はスピードマスターのようなもので、宇宙の近くまで行ったわけだが、大義名分があるのは間違いない。