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父の日にオリンピックの野球選手が父の腕時計を贈る


IWCのポルトギーゼ・クロノグラフは、1990年代以降、どんな形でも存在しているが、そのたびにスポーツとドレスの間の境界線上で卓越した魅力を発揮してきた。そして数ヵ月前、ブランドは自らをまた一歩進化させ、完全自社製キャリバー69355を搭載したRef. 3716を紹介した。間近で見る機会を得たことで、自分が抱いていた多くの先入観を確認することができたと同時に、新しいメカの構造を覗くきっかけにもなった。

 ポルトギーゼ・クロノグラフは、30年近くにもわたって変わっていないデザインで、これまで同様に使い勝手の良い機能性を備えた魅力的な1本である。下の写真は、金無垢ケースにゴールドマーカーを合わせたもの、SSに青マーカーを合わせたもの、SSにゴールドマーカーを合わせたものの3つのバリエーションである。これらは非常にハンサムであり、内部の真剣なアップグレードはその永続的なデザインにさらなる魅力を加えている。


 本機は非常になめらかなベゼルで、場合によってはベゼルがほとんどないようにも見える。そのためダイヤルが大きすぎないかと思っていたが、そうでもないのだ。まず第一に、厚いベゼルは、時計に対して潜在的な凹みや傷を付ける可能性をより多く与えるだけだ。また、ポリッシュが過ぎた場合、時計を少しドレスアップしすぎてしまうという、意図しない効果もある。ベゼルを前面にした場合、IWCは傾斜したチャプターリングにセコンドカウンターを配置し、デザイン全体に立体的な質感を与えている。小さなドットのミニッツマーカーは、1〜12の数字ごとに拡大され、縮退効果を見せている。全体的に、これは単純に見てくれと懇願するような文字盤である。


 さて、一方で印象的なブルーのクロノグラフ秒針とミニッツカウンター上のブルーの針を備えたモデルの登場だ。IWC アイダブリューシー 時計リーフ針は、他の部分を鑑賞する邪魔にならず、控えめな時刻表示を実現している。 チャプターリングはスポーティなディスプレイで秒単位の計測を可能にし、ドットのミニッツマーカーはドレスアップした雰囲気を醸し出している。新しいムーブメントが追加されたことで、元のサイズは維持されつつ厚さが増しているが、手首上ではさほど感知できなかった。
 これらの時計の各バリエーションは、同じデザインで異なるアプローチを提供している。スティールとブルーモデルの数字インデックスは好きだが、僕はソリッドゴールドのバリエーションにお金を払うだろう。青い針がRGケースやマーカーと生み出すコンテストがたまらないのだ。